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石川県医療ソーシャルワーカー協会
  
山下美津江 会長                            
 

 今日の保健医療分野においては後期高齢者医療制度・保険診療の制限等に見られますように、
高齢者の方々や病気を抱えた方の生活が脅かされています。また、一度できた制度も翌年も改正
され、めまぐるしく変化してきています。そんな中で福祉の専門家である私たちはどのように
支援を作っていくのかますます、実践がしにくくなっています。よい解決方法はありませんが、
問題が起こったときは皆さんで話し合って、現実的な方法を相談しあってきました。今後も
そのようにしていきたいと思います。

 次に現在、医療福祉士の資格化の問題が東海地区を中心とした協会で求める動きがあります。
現在は、私たちの職能団体である日本医療社会事業協会では社会福祉士を基礎資格ということで
“とりあえず”はまとまっています。しかし、京極先生は(元日本社会事業大学の学長であり、
社会福祉士の誕生に中心的な役割を果たした方で
すが)、医療福祉士の資格化に期待を寄せて
いらっしゃいます。今日の在宅医療を支えていく上で、ソーシャルワーカーは必要だといわれて
います。社会福祉士の歴史は
20年余りであり、制度以前から業務に携わっていたソーシャルワーカーが
社会福祉士を取得していくことは困難な状況にあります。今までの資格化の歴史を踏まえ、
私たちの資格についてどのように考えていけばよいか皆さんで議論を重ねていけたらと思います。

 次に協会活動についてです。研修活動では、皆様のご参加で援助の質が図られるような企画が
なされてきています。また、広報・調査委員会も今年度は県民向けにソーシャルワーカーの
パンフレット作りを検討する準備をしていくことになりました。ソーシャルワーク支援事業
については、昨年度も好評だった「日常業務を語る会」も継続して行う予定となっています。
ソーシャルワーカーが語り合う中で、お互いの実践から学び、励ましあえる場を大切にして
いきたいと思います。
また、医療と福祉の手引きの改訂もどうするか、当協会の法人化をどうしていくか
など課題は多くあります。会員の皆様のご参加により、ひとつひとつ作り上げていきたいと思っています。

 困難な時期のソーシャルワークについては患者さんや利用者の方々を主体とし、相手の立場に
立った実践を進めていくことが、より一層求められてきています。ともに研鑽していきましょう。
今後とも協会活動に参加いただき、日常実践の質を向上させていかれることを願っています。



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